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歯科の豆知識

レントゲン撮影における被ばく線量について

レントゲン撮影における被ばく線量について

今回はレントゲン撮影における被ばく線量(放射線の量)に関して説明します。

歯科領域での被ばく線量は、CT検査でも1〜4mSv(ミリシーベルト)程度と言われています。
放射線被ばく量が多いと、「がんになるのでは?」という懸念もあります。

現在の議論では、100mSv以下の低線量で、発がんのリスクがどの程度増加するかは、増加率が低すぎて明らかにされていません。
おそらく低い線量でも線量に比例して発生することを仮定すると、1〜4mSv程度の線量では、がんになるリスクは極めて低いと考えられます。

それよりも、肥満・喫煙・飲酒などの生活習慣の方が、体への影響が大きいと考えられています。
また、撮影時における放射線が、体内に蓄積されることはありません。

安全のために線量を低くしすぎると画質が悪くなり、正確な診断ができなくなってしまいます。
当院では、正確な診断ができる画質を保ちつつ、被ばくを極力低くできるように、1年に1回以上線量を調整しています。

レントゲン撮影の際に不安がありましたら、遠慮なくお声がけ下さい。