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歯科の豆知識

歯周病と糖尿病の関係

歯周病と糖尿病の関係

9月末になり、ようやく夏のような暑さもひと段落して秋の気配を少し感じるようになってきましたね。

今回は、「歯周病と糖尿病の関係」についてお伝えします。
一般的に糖尿病になると免疫力が低下し、歯周病が悪化しやすくなります。

理由としては、
① 高血糖状態が歯周病菌の増殖を促進する
② 免疫力が弱まり、歯周病菌に対する防御力が低下
などが挙げられます。

また、歯周病が悪化すると糖尿病のコントロールも悪化します。
歯周病菌による炎症が全身に影響し、インスリンの効きが悪くなり、血糖値が上がりやすくなることが理由です。

歯周病は糖尿病の「6番目の合併症」と呼ばれるほど、糖尿病患者さんにとって重要な問題です。
最近では、糖尿病手帳に歯科受診記録も記載できるようになりました。
これを活用して歯科と医科の連携も取りやすくなっています。

では、糖尿病の場合は、どのように歯周病を予防すればよいのでしょうか?
対策として、以下の5つが主に挙げられます。

1. 定期的な歯科医院でのメインテナンスを徹底する
2. 日々の口腔ケアを徹底する
3. 食生活を改善する
4. 禁煙(減煙)する
5. 運動習慣を確立する

このように歯周病と糖尿病の両者は密接に関連していますので、予防・改善できように取り組んでいきましょう。