ブログ

blog

タグ:#ビーバー通信

2023.08.12

ビーバー通信67号

 今年も早いもので、あっという間に7月になりました。中部地方は、4日は各地で気温が上昇し、愛知県、岐阜県の各地で今年一番の暑さとなりました。名古屋市、岐阜市で今年初の猛暑日となりました。また、世界気象機関は、同じ4日に、南米ペルー沖の海水温があがる「エルニーニョ現象」が発生したと発表しました。世界気象機関は、世界的な気温の高止まり傾向は続いており、今回のエルニーニョ発生で気温がさらに上昇する条件が整ったとみています。今年も暑い夏になりそうですね。水分をこまにめとって水分補給し、熱中症には、十分注意しましょう。 歯 周 病 歯周病の「歯周」とは、歯を支えている4つの組織のことを指します。  ①歯肉(歯ぐき)  ②セメント質(歯の根の表面)   ③歯根膜(歯と骨のをつないでいる薄い繊維状の組織)  ④歯槽骨(歯を支える骨) 健康な歯周組織は、この4つの組織にまったく異常がない状態です。歯肉はきれいなピンク色をしています。出血したり、しみたり、違和感を覚えたりすることはありません。しかし、歯磨きを行わなかったり、歯並びなどの理由で磨き残しが生じたりしやすい場合は、歯と歯肉の境目に歯垢(プラーク)がたまりやすくなります。その結果、歯周病の原因菌が繁殖し、歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血が起きやすくなります。この状態を歯肉炎といいます。しかし、歯磨きで歯垢が除去されないままになると、歯肉に起こった炎症が他の歯周組織にも進んでしまいます。この状態が歯周病と呼ばれる状態です。   歯周病の治療には、最大の原因であるプラークの除去、特に歯周ポケット付近のプラークの除去が重要です。毎日のセルフケアの徹底と、生活習慣の改善が大切です。自分自身が意識して口腔のケアに取り組み、継続させることが重要になります。  以下省略...... ビーバー通信67号は、当医院受付でお渡しをしております。 是非、ご覧ください。

2023.06.01

ビーバー通信 66号 (2023年5・6月)

 今年のゴールデンウィークは、どのように過ごされましたか。新型コロナウィルスの影響でこの3年間は、おおむね自粛生活を強いられていましたので、お出かけになられた方もきっと多いと思います。テレビなどでは、観光地、行楽地が多くの家族連れ・観光客でにぎわっている様子を伝えていますが、あまりの混雑ぶりにビックリしてしまいます。愛知県は、平日に学校を休んで家族と「自主活動」ができる「ラーケーションの日」の導入を進めています。各家庭の休みが分散することで、観光産業の繁忙期と閑散期の差が平準化されると見込んでいます。休みが分散してとれる社会になると良いですね。 歯医者さんでの予防歯科     毎日のセルフケアと歯科医師・歯科衛生士などの専門家によるプロフェッショナルケアの両方で歯と口の健康を守ることを「予防歯科」といいます。自分の歯の状態を知り、日頃のセルフケアができているかを確認するために歯科医院でのチェックを受けましょう。 検診 : 歯と口の状態を確認。歯の清掃状態・歯並び。 レントゲンでの検査 : 歯と歯との間の虫歯、歯を支える歯槽骨の状態。 染め出し・クリーニング : プラークを歯垢染色剤で染め出して汚れをチェック。専門的な器具を用いてクリーニング。歯磨きでは落としきれない汚れも除去。 一人ひとりにあった歯みがき指導 : 歯ブラシの選び方・持ち方。ケアアイテムの紹介 (フロス・歯間ブラシ)。 詳しくチェック : 歯と口の健康を総合的に判断。日々の生活習慣や食習慣のアドバイス。 実は、子ども以上に虫歯が多いのが大人です。20代以上の90%以上が虫歯を経験しているデータもあります。 大人こそ虫歯予防が大切です。虫歯予防はもちろん虫歯や歯周病などの早期発見・早期治療もプロフェッショナルケアの役割です。 年に2~3回は、歯科医院でのチェックを受けましょう。               参考資料 歯の学校 60号 より .....(以下省略)

2023.03.26

ビーバー通信 65号 (2023年3・4月)

 3月に入ったとたんに、2月までの寒さがうそのように暖かくなってきました。『名古屋市天白区の市農業センターのしだれ梅が、見頃を迎えました。』という記事を読みました。春の訪れを感じますね。  気象庁は、2日(木)に、向こう1ヶ月(3月4日~4月3日)の天候の見通しを発表しました。暖かい空気に覆われやすいため、3月半ば頃にかけて気温がかなり高くなるそうです。3月は、寒波ならぬ暖波到来で記録的な暖かさになり、3月上旬は10年に1度の高温で桜も急成長するのではと予想を立てています。 PRGプロケアジェルα(イオン徐放型トリートメントペースト)  今回は、 PRGプロケアジェルαについてのお話です。歯科医療の会社松風が開発したPRGプロケアジェルαは、PMTC用トリートメントぺーストです。 PMTCとは、歯科衛生士が歯垢、歯石などを除去した後にブラシなどにペーストをつけて歯の表面を機械的に清掃・研磨することです。 PMTC用トリートメントぺーストはいろいろありますが、PRGプロケアジェルαは S-PRGフィラー配合したイオン徐放型トリートメントペーストです。 S-PRGフィラーとは 6種類のイオンリリース(フッ化物を含む6種類のイオン)により、抗プラーク付着性・酸中和能の発現・エナメル質の脱灰を抑制する特長があります。 S-PRGフィラーの特性 ★プラークが形成されにくい・・・S-PRGフィラー含有ペーストを用いて口腔内清掃を行い、48時間放置。48時間を経過した段階でもプラークの付着率が低いことが報告されている。 ★脱灰抑制・・・フッ素濃度1500ppmペーストと比較して、エナメル質の脱灰が抑制されると報告されている。 爽やかな味で、ツルツルした感じが気持ちが良いというお声を頂いています。             ......(以下省略)            株式会社 松風 ホームページ より

2022.09.03

ビーバー通信 62号 (2022年9・10月)

ビーバー通信62号  9月に入り朝晩は、少し涼しくなりましたが、大型で強い台風11号が4日、沖縄県の先島諸島に接近し、暴風域に巻き込みながら北上しました。 6日には、九州北部に最接近した後、対馬海峡を通過し、日本海を北寄りに進み温帯低気圧に変わりました。 九州を中心に西日本各地では、強風や大雨となりました。 9月は、台風が日本列島に多く接近・上陸します。台風の進路予想は、定期的に更新されますので、こまめに最新の情報を確認するようにしましょう。 また、ハザードマップや避難場所の確認、非常用グッズの確認も大切ですね。 「 シーラント 」  今回は、シーラントについてのお話です。 シーラントとは、生えて間もない奥歯の溝を一時的に塞ぐことで、虫歯を予防する方法です。 奥歯の溝は、深くくぼんでいて虫歯になりやすい部分です。 歯磨きでは、十分にきれいにすることがむずかしいです。 奥歯の溝の汚れをきれいに取り除いた後、シーラント材を流し込むことによって、プラークや食べかすが奥歯の溝に入り込まないようにし、 奥歯の溝から虫歯が発生することを予防します。 また、シーラントには、フッ素が含まれており、歯質の表面を強化する効果も見込めます。 基本的には、永久歯の奥歯にしますが、乳歯の奥歯にもできます。 シーラントをしたからといって、虫歯にならないわけではありません。 しっかりと歯磨きをしないと、溝以外の歯と歯との間や、歯と歯ぐきの間から虫歯になることもあります。     シーラントは、優れた虫歯予防の方法ですが、永久的ではありません。 シーラントの一部が欠けたり、とれたりすると、その部分から虫歯になりやすくなります。 定期的に受診していただいて、シーラントの状態をチェックすることが大切です。   参考資料 日本小児歯科学会 シーラントのお話より ---------- 以下、省略。 ビーバー通信62号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.07.01

ビーバー通信 61号 (2022年7・8月)

東海地方は6月27日に梅雨明けが発表され、梅雨の期間は1951年の統計開始以来、最短の13日間で、梅雨明けは昨年のより20日間早く、6月22日だった63年に次いで過去2番目の早さで、梅雨期間の雨量も各地で少なかったそうです。  ラニーニャ現象による太平洋高気圧の発達が原因だそうです。 また、27日は、名古屋市で今年初の猛暑日となり各地で厳しい暑さとなりました。 今年も、30度以上の真夏日が続くと思いますので、こまめに水分・塩分補給をしたり、室内では、エアコンを使用したりするなど熱中症対策をしましょう。 ブラッシングの基本 きちんと歯をみがいているつもりでも、実は、歯や歯ぐきを傷つけたり、歯垢が効果的に落ちていない場合があります。 ★適正なブラッシング圧は「150gから200g」   目安は歯に当てた時、毛先が広がらない程度。毛が寝てしまうような強い圧では、プラーク除去効果率が低下するばかりでなく、歯肉や歯質を傷める原因にもなります。これらが知覚過敏や歯周病の原因にもなります。 ★歯ブラシの持ち方は、「ペングリップ」  ペングリップで歯ブラシを持つと力が入りにくいです。また、細かい操作がしやすい特徴があります。歯ブラシを選ぶ時は、ペングリップで持ちやすいものがよいです。 ★角度は歯と歯ぐきの境目に「45度」 ★歯を1本ずつみがく意識で、動かし方は「小さく小刻み」  みがくというよりは歯肉のマッサージをする感覚でやさしく、小さく小刻みに動かします。 ★圧が強い人の歯ブラシのおすすめは、「ふつう」か「やわらかめ」 ★「鏡をみながら3分」  しっかりと順番を決めて、お口全体をみがけるように意識して、3分間を目安にしてみがきましよう。 ★歯ブラシの交換時期は、「1ヶ月に1度が目安」  毛先が広がってきたら交換しましょう。 参考資料 ライオン歯科材(株) オーバーブラッシングケアより ...........(以下省略) ビーバー通信61号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.05.01

ビーバー通信 60号 (2022年5・6月)

 3年ぶりに新型コロナウイルス対策の営業時間短縮や移動制限の要請のない中で迎えた、 ゴールデンウィーク、皆様はどの様に過ごされましたか。  全国各地で、新型コロナウイルス禍前の水準に人出がもどり賑やかなゴールデンウィークとなりました。 私は、30年ぶり?に孫たちとモンキーパークへ遊びに行ってきました。お天気もよく、多くの家族連れらでにぎわっていました。  写真を撮ったり、遊具に乗ったりと楽しい1日を過ごしました。子どもたちにとって、きっと、今年は、楽しい子どもの日になったと思います。 小児期の口腔ケア 生涯を通じて健康な自分の歯を持ち続けるには、乳幼児期からの口腔ケアが大切です。 授乳期から乳歯の生え始め(0から2歳ごろ) ★歯ブラシになれるためのトレーニング ①前歯が生えたら授乳や離乳食後に綿棒やガーゼで歯をやさしく拭って清掃します。 ②保護者の膝の上でスキンシップをとりながら寝かせ磨きのトレーニングを行います。 ★仕上げ磨きのアドバイス ①歯ブラシは毛の部分が乳歯の2本分ぐらいの小さめのものを使いましょう。 ②歯ブラシを持っていない方の指先で、口唇を排除しながら上唇小帯や歯肉に毛先が強く当たらないよう注意しながら磨きます。 乳歯が生えそろった時期(3から5歳ごろ) 乳歯がすべて生えそろい、6歳臼歯の萌出が開始する前の時期です。 ★3歳位を目安にぶくぶくうがいができるように練習しましょう。 ★子供自身で歯磨きをするようになっても、保護者の仕上げ磨きは必ず行うようにしましょう。 歯ブラシは子供用と仕上げ磨き用に分けて2本揃えると便利です。 6歳臼歯萌出から混合歯列期(6から11歳ごろ) ★6歳臼歯が萌出し始めたらプラウトでかみ合わせのところの溝を丁寧に磨きましょう。 ★6歳臼歯と乳臼歯の隣接面はフロスで清掃しましょう。(最初は糸ようじタイプが簡単) 参考資料:ライオン セルフケアガイドより ...........(以下省略) ビーバー通信60号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.03.01

ビーバー通信 59号 (2022年3・4月)

 3月に入り最近は、暖かい日が続いております。桜の開花の便りを聞く季節になりました。 日本気象協会が3月10日に発表した「2022年桜開花予想(第5回)」によると、全国の開花トップは熊本と愛媛県宇和島で3月20日に開花の予想です。 記録的に早かった昨年と比べると1週間から10日ほど遅くなりますが、今年は平年並みぐらいの予想だそうです。  世の中は、ロシア軍の侵攻、新型コロナウイルスの感染者の増加など嫌なニュースが多いですが、 桜を見て一時でも忘れたいですね。 はっけよいアニマル体操 口腔機能発達支援ソング 以前、ビーバー通信No.57でご紹介した。 「はっけよいアニマル体操」について、今回は、もう少し詳しくお話させていただきます。 JSPP(全国小児歯科開業医会)が口腔機能発達支援・啓発ツールとして企画・制作・監修した口と全身の健康体操です。 JSPPのHPやYouTubeで見ることができます。  この「はっけよいアニマル体操」は、口と全身をしっかり使った動きが、バランスよく随所に盛り込まれた、 まさしく全身をくまなく使う健康体操です。動画は「探検隊に扮した子どもたちが口と全身を使った様々なアニマルポーズで動物たちと対決しながらサファリ探検を楽しみ、 たくさん動いてお腹が減ったからご飯がおいしい」というストーリーで構成されています。 参考資料: JSPPのホームページより ビーバー通信59号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.01.06

ビーバー通信 58号 (2022年1・2月)

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 新年早々、新変異株「オミクロン株」の感染者が急増し、6日の新規感染者数は、国内で4475人と1週間で約9倍となりなり、東京都では、2日から9日の1週間で14倍になりました。 沖縄、広島、山口の3県には、「まん延防止等重点措置」を適用する決定となりました。 ついに「第6波」の到来となりました。 残念ながら、今年も新型コロナウイルスに悩まされる年になりそうです。 Withコロナの生活が当分続きそうで残念です。 プレママのデンタルケア 妊娠がわかったら妊婦歯科健診を 妊娠中は、むし歯や歯周病にかかりやすい環境になります。 おなかの赤ちゃんにも影響しますので歯科健診を受けようにましょう。 一宮市では、妊娠がわかってから出産後一年の間、無料の妊産婦の歯科検診が受けられます。 母子健康手帳に受診券がありますので、市内の歯科医院にて受診してください。 妊婦の方は、つわりなどの心身の変化で口腔ケアがおろそかになり、 女性ホルモンの影響で歯周病が悪化しやすくなります。最近では、歯周病は早産や低体重児出産と関係していることも明らかになってきました。 歯周病の早期の治療をお勧めします。 赤ちゃんの歯は、お母さんのお腹の中で作られます *乳歯の歯胚(歯の芽)は胎生7週頃からでき始めます。歯胚はまだタンパク質のかたまりです。 *乳歯は4ヵ月の後半から歯胚にカルシウムやリンが沈着して石灰化(硬くなる作業)が始まります。 *永久歯の歯胚は4~5か月頃からでき始めます。お誕生の頃より乳歯の頭の部分(歯冠部)の形成が進みます。 ...........(以下省略) 参考資料:小児歯科学会 プレママのデンタルケア パンフレットより ビーバー通信58号は、当医院受付でお渡しをしております。