ビーバー通信67号
今年も早いもので、あっという間に7月になりました。中部地方は、4日は各地で気温が上昇し、愛知県、岐阜県の各地で今年一番の暑さとなりました。名古屋市、岐阜市で今年初の猛暑日となりました。また、世界気象機関は、同じ4日に、南米ペルー沖の海水温があがる「エルニーニョ現象」が発生したと発表しました。世界気象機関は、世界的な気温の高止まり傾向は続いており、今回のエルニーニョ発生で気温がさらに上昇する条件が整ったとみています。今年も暑い夏になりそうですね。水分をこまにめとって水分補給し、熱中症には、十分注意しましょう。
歯 周 病
歯周病の「歯周」とは、歯を支えている4つの組織のことを指します。
①歯肉(歯ぐき)
②セメント質(歯の根の表面)
③歯根膜(歯と骨のをつないでいる薄い繊維状の組織)
④歯槽骨(歯を支える骨)
健康な歯周組織は、この4つの組織にまったく異常がない状態です。歯肉はきれいなピンク色をしています。出血したり、しみたり、違和感を覚えたりすることはありません。しかし、歯磨きを行わなかったり、歯並びなどの理由で磨き残しが生じたりしやすい場合は、歯と歯肉の境目に歯垢(プラーク)がたまりやすくなります。その結果、歯周病の原因菌が繁殖し、歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血が起きやすくなります。この状態を歯肉炎といいます。しかし、歯磨きで歯垢が除去されないままになると、歯肉に起こった炎症が他の歯周組織にも進んでしまいます。この状態が歯周病と呼ばれる状態です。
歯周病の治療には、最大の原因であるプラークの除去、特に歯周ポケット付近のプラークの除去が重要です。毎日のセルフケアの徹底と、生活習慣の改善が大切です。自分自身が意識して口腔のケアに取り組み、継続させることが重要になります。
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