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2022.11.07

食いしばったり、歯ぎしり していませんか?

11月に入り、朝晩はかなり寒くなってきました。 スポーツの秋ですが、今月末には、カタールでサッカーのワールドカップが開催されます。 サッカー好きな方にとっては、寝不足な日々が続くと思いますが、体調管理には注意しましょう。 今回は、無意識に食いしばったり、寝る時に、歯ぎしりをしている方への対策をお伝えします。 現代社会は、ストレスが多く、「食いしばり」や「歯ぎしり」をされる方が一定多数います。 自覚されていない方もいるため、注意が必要です。 歯に必要以上の力がかかってくると、詰め物が取れたり、歯の一部がかけたりと、トラブルが生じてくることもあります。 また、歯に過剰な力が加わっているお口の中の1つの状態の変化として、写真のように、顎の骨が出っ張ってくる骨隆起(こつりゅうき)が見られます(黄矢印が、骨隆起になります)。 このように、お口の中に色々とトラブルを生じてしまう「食いしばり」や「歯ぎしり」への対策の1つとして、ナイトガードの製作が挙げられます。 歯の型をとり、写真の様に、上の歯に装着する透明な装置です。 ナイトガードを装着することで、上下の歯が直接、無理な力で接触することを防ぎ、歯へのトラブルを、少なからず回避することができます。 自身で取り外し可能なため、装着時間は自由に設定することができます。就寝時だけでなく、日中の気になる時間帯に装着して使用することも可能です。 「食いしばり」や「歯ぎしり」が心配な方は、一度、製作が必要か相談してみて下さいね。

2022.10.15

虫歯になるのは、歯磨きの不十分だけが原因?

10月に入り、昼間は暑いくらいの日もありますが、確実に秋を感じる季節になってきました。 今回は、虫歯関連のお話をさせていただきます。 虫歯になる原因は、歯磨きでの磨き残しが原因と考えている方は多いと思います。 勿論、間違ってはいないですが、実は、他にも原因があることをお話しします。 虫歯になる大きな原因の1つは、食生活習慣です。 ショ糖を含む食品(ジュースやチョコレートが代表的)をより摂取することで、虫歯になりやすくなりますが、間食の多さも問題になります。 図のように、食品を摂取すると、お口の中のphは酸性に傾きます。 その後、唾液の力で中性に徐々に戻り、歯が溶けるのを防いでくれます。 しかしながら、間食頻度が多いと、唾液の力が追いつかず、お口の中のphが酸性になっている状態が長くなってしまいます。つまり、虫歯になりやすくなってしまうということです。(引用:山口県歯科医師会) 間食をしない方が、勿論、虫歯になるリスクは低くなりますが、1日に1回など短い回数で、時間を決めて間食すれば、それほど虫歯になるリスクは上昇しないことになります。 飲料水も含めて、間食する回数・時間を意識してみて下さいね。 当院では、食生活習慣に関するアンケートも実施して、虫歯予防に努めています。

2022.09.03

ビーバー通信 62号 (2022年9・10月)

ビーバー通信62号  9月に入り朝晩は、少し涼しくなりましたが、大型で強い台風11号が4日、沖縄県の先島諸島に接近し、暴風域に巻き込みながら北上しました。 6日には、九州北部に最接近した後、対馬海峡を通過し、日本海を北寄りに進み温帯低気圧に変わりました。 九州を中心に西日本各地では、強風や大雨となりました。 9月は、台風が日本列島に多く接近・上陸します。台風の進路予想は、定期的に更新されますので、こまめに最新の情報を確認するようにしましょう。 また、ハザードマップや避難場所の確認、非常用グッズの確認も大切ですね。 「 シーラント 」  今回は、シーラントについてのお話です。 シーラントとは、生えて間もない奥歯の溝を一時的に塞ぐことで、虫歯を予防する方法です。 奥歯の溝は、深くくぼんでいて虫歯になりやすい部分です。 歯磨きでは、十分にきれいにすることがむずかしいです。 奥歯の溝の汚れをきれいに取り除いた後、シーラント材を流し込むことによって、プラークや食べかすが奥歯の溝に入り込まないようにし、 奥歯の溝から虫歯が発生することを予防します。 また、シーラントには、フッ素が含まれており、歯質の表面を強化する効果も見込めます。 基本的には、永久歯の奥歯にしますが、乳歯の奥歯にもできます。 シーラントをしたからといって、虫歯にならないわけではありません。 しっかりと歯磨きをしないと、溝以外の歯と歯との間や、歯と歯ぐきの間から虫歯になることもあります。     シーラントは、優れた虫歯予防の方法ですが、永久的ではありません。 シーラントの一部が欠けたり、とれたりすると、その部分から虫歯になりやすくなります。 定期的に受診していただいて、シーラントの状態をチェックすることが大切です。   参考資料 日本小児歯科学会 シーラントのお話より ---------- 以下、省略。 ビーバー通信62号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.07.01

ビーバー通信 61号 (2022年7・8月)

東海地方は6月27日に梅雨明けが発表され、梅雨の期間は1951年の統計開始以来、最短の13日間で、梅雨明けは昨年のより20日間早く、6月22日だった63年に次いで過去2番目の早さで、梅雨期間の雨量も各地で少なかったそうです。  ラニーニャ現象による太平洋高気圧の発達が原因だそうです。 また、27日は、名古屋市で今年初の猛暑日となり各地で厳しい暑さとなりました。 今年も、30度以上の真夏日が続くと思いますので、こまめに水分・塩分補給をしたり、室内では、エアコンを使用したりするなど熱中症対策をしましょう。 ブラッシングの基本 きちんと歯をみがいているつもりでも、実は、歯や歯ぐきを傷つけたり、歯垢が効果的に落ちていない場合があります。 ★適正なブラッシング圧は「150gから200g」   目安は歯に当てた時、毛先が広がらない程度。毛が寝てしまうような強い圧では、プラーク除去効果率が低下するばかりでなく、歯肉や歯質を傷める原因にもなります。これらが知覚過敏や歯周病の原因にもなります。 ★歯ブラシの持ち方は、「ペングリップ」  ペングリップで歯ブラシを持つと力が入りにくいです。また、細かい操作がしやすい特徴があります。歯ブラシを選ぶ時は、ペングリップで持ちやすいものがよいです。 ★角度は歯と歯ぐきの境目に「45度」 ★歯を1本ずつみがく意識で、動かし方は「小さく小刻み」  みがくというよりは歯肉のマッサージをする感覚でやさしく、小さく小刻みに動かします。 ★圧が強い人の歯ブラシのおすすめは、「ふつう」か「やわらかめ」 ★「鏡をみながら3分」  しっかりと順番を決めて、お口全体をみがけるように意識して、3分間を目安にしてみがきましよう。 ★歯ブラシの交換時期は、「1ヶ月に1度が目安」  毛先が広がってきたら交換しましょう。 参考資料 ライオン歯科材(株) オーバーブラッシングケアより ...........(以下省略) ビーバー通信61号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.05.01

ビーバー通信 60号 (2022年5・6月)

 3年ぶりに新型コロナウイルス対策の営業時間短縮や移動制限の要請のない中で迎えた、 ゴールデンウィーク、皆様はどの様に過ごされましたか。  全国各地で、新型コロナウイルス禍前の水準に人出がもどり賑やかなゴールデンウィークとなりました。 私は、30年ぶり?に孫たちとモンキーパークへ遊びに行ってきました。お天気もよく、多くの家族連れらでにぎわっていました。  写真を撮ったり、遊具に乗ったりと楽しい1日を過ごしました。子どもたちにとって、きっと、今年は、楽しい子どもの日になったと思います。 小児期の口腔ケア 生涯を通じて健康な自分の歯を持ち続けるには、乳幼児期からの口腔ケアが大切です。 授乳期から乳歯の生え始め(0から2歳ごろ) ★歯ブラシになれるためのトレーニング ①前歯が生えたら授乳や離乳食後に綿棒やガーゼで歯をやさしく拭って清掃します。 ②保護者の膝の上でスキンシップをとりながら寝かせ磨きのトレーニングを行います。 ★仕上げ磨きのアドバイス ①歯ブラシは毛の部分が乳歯の2本分ぐらいの小さめのものを使いましょう。 ②歯ブラシを持っていない方の指先で、口唇を排除しながら上唇小帯や歯肉に毛先が強く当たらないよう注意しながら磨きます。 乳歯が生えそろった時期(3から5歳ごろ) 乳歯がすべて生えそろい、6歳臼歯の萌出が開始する前の時期です。 ★3歳位を目安にぶくぶくうがいができるように練習しましょう。 ★子供自身で歯磨きをするようになっても、保護者の仕上げ磨きは必ず行うようにしましょう。 歯ブラシは子供用と仕上げ磨き用に分けて2本揃えると便利です。 6歳臼歯萌出から混合歯列期(6から11歳ごろ) ★6歳臼歯が萌出し始めたらプラウトでかみ合わせのところの溝を丁寧に磨きましょう。 ★6歳臼歯と乳臼歯の隣接面はフロスで清掃しましょう。(最初は糸ようじタイプが簡単) 参考資料:ライオン セルフケアガイドより ...........(以下省略) ビーバー通信60号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.03.01

ビーバー通信 59号 (2022年3・4月)

 3月に入り最近は、暖かい日が続いております。桜の開花の便りを聞く季節になりました。 日本気象協会が3月10日に発表した「2022年桜開花予想(第5回)」によると、全国の開花トップは熊本と愛媛県宇和島で3月20日に開花の予想です。 記録的に早かった昨年と比べると1週間から10日ほど遅くなりますが、今年は平年並みぐらいの予想だそうです。  世の中は、ロシア軍の侵攻、新型コロナウイルスの感染者の増加など嫌なニュースが多いですが、 桜を見て一時でも忘れたいですね。 はっけよいアニマル体操 口腔機能発達支援ソング 以前、ビーバー通信No.57でご紹介した。 「はっけよいアニマル体操」について、今回は、もう少し詳しくお話させていただきます。 JSPP(全国小児歯科開業医会)が口腔機能発達支援・啓発ツールとして企画・制作・監修した口と全身の健康体操です。 JSPPのHPやYouTubeで見ることができます。  この「はっけよいアニマル体操」は、口と全身をしっかり使った動きが、バランスよく随所に盛り込まれた、 まさしく全身をくまなく使う健康体操です。動画は「探検隊に扮した子どもたちが口と全身を使った様々なアニマルポーズで動物たちと対決しながらサファリ探検を楽しみ、 たくさん動いてお腹が減ったからご飯がおいしい」というストーリーで構成されています。 参考資料: JSPPのホームページより ビーバー通信59号は、当医院受付でお渡しをしております。

2022.01.06

ビーバー通信 58号 (2022年1・2月)

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 新年早々、新変異株「オミクロン株」の感染者が急増し、6日の新規感染者数は、国内で4475人と1週間で約9倍となりなり、東京都では、2日から9日の1週間で14倍になりました。 沖縄、広島、山口の3県には、「まん延防止等重点措置」を適用する決定となりました。 ついに「第6波」の到来となりました。 残念ながら、今年も新型コロナウイルスに悩まされる年になりそうです。 Withコロナの生活が当分続きそうで残念です。 プレママのデンタルケア 妊娠がわかったら妊婦歯科健診を 妊娠中は、むし歯や歯周病にかかりやすい環境になります。 おなかの赤ちゃんにも影響しますので歯科健診を受けようにましょう。 一宮市では、妊娠がわかってから出産後一年の間、無料の妊産婦の歯科検診が受けられます。 母子健康手帳に受診券がありますので、市内の歯科医院にて受診してください。 妊婦の方は、つわりなどの心身の変化で口腔ケアがおろそかになり、 女性ホルモンの影響で歯周病が悪化しやすくなります。最近では、歯周病は早産や低体重児出産と関係していることも明らかになってきました。 歯周病の早期の治療をお勧めします。 赤ちゃんの歯は、お母さんのお腹の中で作られます *乳歯の歯胚(歯の芽)は胎生7週頃からでき始めます。歯胚はまだタンパク質のかたまりです。 *乳歯は4ヵ月の後半から歯胚にカルシウムやリンが沈着して石灰化(硬くなる作業)が始まります。 *永久歯の歯胚は4~5か月頃からでき始めます。お誕生の頃より乳歯の頭の部分(歯冠部)の形成が進みます。 ...........(以下省略) 参考資料:小児歯科学会 プレママのデンタルケア パンフレットより ビーバー通信58号は、当医院受付でお渡しをしております。