子供の歯ぎしり
3月は寒い日が続いていますが、桜の開花のニュースをようやく耳にするようになりましたね♪
今回は、お子様の歯ぎしりについてお話をさせていただきます。
親御様から、”子供の歯ぎしりが気になる”という質問をいただくことがあります。
大きな音を出しながら歯ぎしりをすると、心配になりますよね?
結論を述べると、成人後の歯ぎしりは問題になることがありますが、子供の歯ぎしりは基本的には問題ありません。
歯ぎしりの理由は、乳歯列の間(乳歯の歯並びの期間中)でも、顎の骨の中では、常に成長に合わせて永久歯(大人の歯)が動いています。
個人差はありますが、永久歯の動きで、わずかに乳歯列の噛み合わせに変化が起き、それに対して歯ぎしりで噛み合わせを調整しています。
生後8ヶ月頃になって上下の乳歯が生え始めると、歯ぎしりの音が出始める事があります。
そして、1歳くらいで奥歯が生えてきて、2歳半にかけて次第に乳歯が生え揃います。
その過程で、かみ合わせを整えようとして、歯ぎしりの回数が増えてくることがあります。
まとめると、
① 生後8カ月くらいから歯ぎしりが発生する
② 歯ぎしりしていても、噛み合わせの調整をしていると考え、慌てて受診する必要はない
③ 稀に、歯がすり減ったり欠けたりすることもある
となります。
心配になられる方は、担当医まで遠慮なく質問して下さいね♪